工事現場では、気をつけなければならない、様々な事故があります。特に高所での作業の場合は、危険が多く、より一層気をつける必要があります。
高所作業で考えられる事故
高所作業で考えられる事故は、高所からの転落、高所に向かうまででの転落、高所作業車などの転倒などが挙げられます。
転落や転倒事故が起こる原因として、準備不足と安全確認不足が挙げられます。これから作業する足場がきちんと補強されているか、足場を組んだ場所は安全かなどをしっかりと確認する必要があります。また、これから作業する場所がどんな場所なのか、どこに危険があるのかもきちんとチェックを行いましょう。
また、作業員自身が身の安全を確保せず、「ちょっとだけだからいいだろう」という気持ちで作業に臨んでしまうことも事故の原因の一つです。安全装置やハーネス、命綱など、どんな作業でも危険がある場合は、つけて作業を行いましょう。
これらの確認や準備を怠ると、作業中に足を踏み外す、足場が崩れる、風に煽られるなどして落下してしまいます。
高所作業を安全に行うために
そもそも高所作業とは、地上から2メートル以上の高さで行う作業のことです。きちんと安全対策を行うことで、高所での事故を減らすことができます。
まず、高所で作業しやすい環境を作りましょう。高所作業する場所の足場に穴はないか、手すり部分に開口部はないか、防護柵が機能しているかなど、きちんと確認し、環境を整えましょう。防護柵を設置できない場合、落下防止装置などを使い、転落を防止するようにします。
また、事故が起こるのは、作業場所だけではありません。高所作業の場所に向かう間にも事故が起こる危険があります。作業場所に向かうまでの道のりの安全、はしごなどを使う場合は立てかける角度や地面が安全かどうかをきちんと確認してください。
フルハーネスを付けて作業することも落下を防ぐのに有効です。厚生労働省などが高所作業での安全について紹介しているので、参考にしてみてください。
作業員の意識づけも大切
現場環境を整えたら、次は作業員の意識づけです。いくら環境を整えても、作業員一人ひとりが意識しなければ、事故は防げません。朝礼の際に呼びかけをすることも効果的ですが、長々と話をすると、頭に入りにくいものです。であれば、効果的に頭に残るような、標語を作成して目につく場所に掲示しておくのも有効です。
標語は語呂と音が大切です。初めて作る場合はなかなか難しいこともあります。その場合は、自動で標語を作成してくれるツールを使うことをオススメします。それがこちらの、安全標語自動作成ツールです。ここは、更新ボタンを押すことで、単語がランダムに表示され、標語を作ってくれます。気に入った単語があれば、固定することもでき、納得の標語ができるまで、何度も何度も作り直すことができます。このツールを使うことで、考える手間が省けます。
工事現場での安全意識の定着は重要な課題です。ツールを使って効果的な標語を作り、作業員に安全意識を定着させ、事故を減らしましょう。